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巨匠ブールデル展 (2007)

ブールデル - 弓をひくヘラクレスブールデル (Antoine Bourdelle,1861-1929) は、ロダンと並び称される近代彫刻の巨匠です。フランス南部のモントーバンに古風な家具職人を父として生まれたブールデルは、少年時代から家具製作に従事する一方、たくみな素描や彫刻的才能を認められ、1876年トゥールーズの美術学校に入学しました。そしてさらに奨学金を得て、1884年パリに出て、エコール・デ・ボザール(国立美術学校)に進みました。しかし、ファルギエールの教室に失望してまもなく退学し、以後独学で貧困と戦いながら制作を続けました。

1887年になると、最初の転機が訪れます。ブールデルは躍動的で情熱的なベートーヴェンの音楽に陶酔するようになり、ベートーヴェンの胸像や立像を数多く制作し続けます。この旺盛な制作意欲はさらに巨大空間へと向かい、1895年よりモントーバンの戦没者記念碑に着手しました。また、この年より1908年頃までロダンの助手として働いています。

ブールデルは、早くから師ロダンと反対の原則をとると公言していたと言われています。師ロダンの作品が一切の古典的様式性の否定の上に写実主義を打ち立てたものであるのに対し、ブールデルは古典的様式性の中にあふれんばかりの生の表現を充溢させ、建築的に構築しています。

本展は《弓をひくヘラクレス》などの大型作品を中心した彫刻75点、水彩・デッサン48点で構成される、約20年振りとなる大規模な展覧会であり、ブールデル芸術の全貌を余すところなく紹介するものです。

<画像>《弓をひくヘラクレス》ブロンズ
Photo © Musée Bourdelle, Paris, André Morin

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パリ・ブールデル美術館
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2007年度開催の展覧会