アーツ・アンド・クラフツ<イギリス・アメリカ>展 (2009)
 「近代デザインの父」と呼ばれたウィリアム・モリス(1834〜1896) は、産業革命後の英国において機械による量産と商業主義社会を批判し、職人たちによる中世の手工芸を理想とした美術工芸運動「アーツ・アンド・クラフツ」を展開します。モリスの周囲には、フィリップ・ウェッブ、チャールズ・ヴォイジー、ウィリアム・ド・モーガンなど多彩なジャンルの才能が集結した芸術家集団が生まれ、テキスタイル、書籍、壁紙、家具などを手作りで制作しました。さらに 1890年代に入ると、革新的な建築家チャールズ・レニー・マッキントッシュがリーダーとなったグラスゴーが、この運動の一大中心地となりました。
その影響は日本を含め、フランスのアール・ヌーヴォーやドイツ・オーストリアのユーゲント・シュティールなど欧米の産業化した国々へ急速に広まりました。とりわけアメリカでは、1890年代後半以降、アーツ・アンド・クラフツ展協会が各地の主要都市に設立されます。全米にモリスの思想を広めたグスタフ・スティックリーをはじめ、フランク・ロイド・ライト、エルバート・ハバードの設立したロイクロフトなどが活躍し、陶器や工芸の芸術家村が多数生まれるほどになりました。本展では、その世界各地に展開したアーツ・アンド・クラフツ運動を、発祥の地イギリスと独自の発展を遂げたアメリカの作品約 150点により紹介します。
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photo@ James Prinz Photography
□ 会期会場
- 2009年4月10日(金)〜5月10日(日)倉敷市立美術館 [ サイトを開く ]
- 2009年6月2日(火)〜7月5日(日)郡山市立美術館 [ サイトを開く ]
□ 関連ページ
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