ひろしま美術館で、「シダネルとマルタン展」がオープンしました

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ひろしま美術館で、「シダネルとマルタン展」がオープンしました。









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同館は、1978年の開館当初から一貫して、訪れる人々の心が安らぐ憩いの場となるようにと、「愛とやすらぎ」をテーマに掲げているそうです。

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厳島神社の回廊をイメージして造られたという回廊が、本展の会場になる別館まで導いてくれます。

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最初に、マルタンとシダネルの肖像写真と共に、それぞれの代表作が迎えてくれます。

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主に黄昏の薄明かりや月夜などを抑制された色調で描いたシダネルと、明るい陽光が降り注ぐ風景を豊かに描いたマルタン。

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二人の色彩の扱い方が異なるのは、シダネルが主にフランス北部を好んで過ごしたのに対し、マルタンが南フランスを拠点に制作活動を行っていたことからも言えるかもしれません。

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そんな二人に共通するのは、身近な生活の情景や、牧歌的な風景に溶け込む人々の姿に、優しい眼差しを向けて、情感を込めて描いている姿。
印象派や新印象派の表現を継承しつつも、二人がアンティミスム(親密派)の画家として語られる所以がそこにあります。

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最後の部屋では、二人がそれぞれ家族や友人の肖像画を描いたことに焦点を当てています。

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二人の作品は、身近にある「小さな幸せ」を、そうっと語っているのかもしれません。
「愛とやすらぎ」――同館が大切にしているテーマは、本展にも通じるところがあるのではないでしょうか。

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美術館内のカフェ・ジャルダンでは、本展のスペシャルメニューとして、シダネルとマルタン、それぞれの作品をイメージしたケーキを提供しています。

10/24までの開催です。(NN)


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ひろしま美術館