世界有数の美術館であるブルックリン美術館が所蔵する名品を通じ、印象派絵画の国際的な広がりをご覧いただきます。

米国ブルックリン美術館は、古代エジプト美術から現代アメリカ美術まで古今東西の優れた芸術作品を収蔵する世界有数の美術館です。本展は同美術館が誇るヨーロッパとアメリカの印象派のコレクションの中から精選した名品を、油彩のほか水彩、版画作品も併せて紹介します。

フランスとアメリカの印象派を同時に紹介する作品構成は、印象主義の系譜とその展開をたどる上でも非常に興味深いものです。モネやドガを軸としてフランス印象派の流れを通観するだけでなく、彼らとの深い関わりによりアメリカ人画家のサージェントやカサットが当時のアメリカ画壇に浸透させた印象主義も紹介し、印象派絵画の国際的な広がりについて検証します。

出品作品 :

• 油彩59点、版画24点、水彩3点、パステル2点

会期 :

• 2000年4月〜2001年5月

会場 :

• 郡山市立美術館 [福島]
• 北海道立旭川美術館
• 札幌芸術の森
• 伊勢丹美術館 [東京]
• 松坂屋美術館 [名古屋]
• 熊本県立美術館
• 宇都宮美術館 [栃木]
• 大丸ミュージアム・梅田 [大阪]
• 高松市美術館 [香川]

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ジョン・シンガー・サージェント
《戸外制作（スケッチするポール・エルーと夫人）》
1889年
油彩・カンヴァス
Photo provided by the Brooklyn Museum of Art