クリムト 1900年ウィーンの美神展

2003年度

19世紀末ウィーンの美術界に君臨したグスタフ・クリムト(1862-1918)。ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館をはじめとするウィーンの国公立美術館の至宝より、クリムトの傑作を厳選して展示するとともに、黄金期ウィーン美術の精華を一堂に紹介します。

数百年間におよぶハプスブルク家の支配が終わろうとしていた19世紀末、混沌とした社会のなかで美術界にも新しい時代の到来を求める動きが生まれました。その中心として活躍したのがグスタフ・クリムトです。クリムトを代表とする「分離派」は、アカデミズムに対抗し自由にテーマを選びウィーン独特の装飾性豊かな芸術の創造を目指しました。

本展は、クリムトに影響を与えたマカルトや、また、クリムトを乗り越えようとしたシーレやココシュカといった画家たちの作品をまじえながら、クリムトが生涯をかけて描き続けた女性像に焦点をあてます。各作家の代表的な作品も合わせて展示することで、画家のインスピレーション源であった美神 - 新しい時代を強い意志を持って美しく生きた女性たち - の魅力に触れていただく絶好の機会になるでしょう。

出品作品 :
  • 油彩43点、版画・素描 36点、その他テキスタイル、家具など
会期 :
  • 2003年6月〜11月
会場 :
  • 兵庫県立美術館
  • 松坂屋美術館 [名古屋]
Gustav Klimt - Braintrust Inc.

<画像>
グスタフ・クリムト
《ユディットI》
1901年
油彩、金・カンヴァス
Bildnachweis : Österreichische Galerie Belvedere, Wien

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