ミレー、コロー、バルビゾンの巨星たち展
2004-2005年度
深い郷愁を湛える穏やかな情景、自然への憧憬を映し出すバルビゾン派の巨匠による名画をご堪能ください。
19世紀なかば、近代化の進むフランスにあって、都会の喧騒を離れパリ郊外のフォンテーヌブローの森に位置するバルビゾン村で制作した一群の画家たちがいました。彼らはバルビゾン派と呼ばれ、屋外での観察にもとづく自然主義的な眼差しを貫き、のちの印象派への道を切り開いた近代絵画の先駆者として位置づけられます。
バルビゾン派の描いた深い郷愁を湛える穏やかな情景は、都市化が進むなかで失われつつあった自然への憧憬を映し出し、現代に生きる私たちに、日々の生活のなかで忘れかけている自然へのノスタルジーを呼び起こしてくれます。
本展は、ミレー、コローを中心に「バルビゾンの七星」と謳われたルソー、ディアズ、トロワイヨン、デュプレ、ドービニー、ジャックに、写実主義のクールベなど31作家による名画を一堂にご紹介します。
出品作品 :
- 油彩85点、素描・版画14点など
会期 :
- 2004年7月〜2005年8月
会場 :
- National Museum of History, 台湾・台北市
- Kaohsiung Museum of FIne Arts, 台湾・高雄市
- Seoul Arts Center, 韓国・ソウル市
< Kunsthistorisches>
ジャン=フランソワ・ミレー
《畑からの帰り》
1873年
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