「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」展が松江で開幕いたしました

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ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」展が、島根県立美術館で9月12日に開幕いたしました。








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島根県立美術館は、宍道湖に面した美術館で、夕日がきれいに見えることで有名です。開館時間は日没までというすてきな美術館です。展示作業時には、美術館の方が、こんなにきれいに見えるのは珍しいとおっしゃるほど、きれいな日没を見ることができました。

外にも、風景画の展覧会が続いているかのようです。

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島根県立美術館の展示では、コローの作品が印象に残りました。第一会場と作品は同じですが(版画2点を除き)、美術館により違って見えるところがおもしろいところです。

ランス美術館は、ルーヴル美術館に次いで、コローの作品を多く所蔵され、今回は、その中から16点をお貸出いただいております。
島根県立美術館ではポスターなどの広報物や、外看板にもコローをお使いです。


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コローの作品16点が展示された展示室は、海外の美術館を訪れたような雰囲気で作品を見ることができます。作品が元々そこに展示されていたかのように、静かに向き合うことができるように感じました。

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そのような中で、今回、新たな魅力に気がついたコローの作品もありました。その作品は、今までは、比較的地味に感じていましたが、実際の作品はやはりすばらしいなと改めて感じた出来事でした。

16点ものコローが一度に展示されますのは珍しい機会かと思いますので、この機会にぜひご覧いただき、お気に入りのコロー作品を見つけていただけましたら幸いです。

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(上)島根県立美術館のポスターと、展覧会オリジナルグッズ

本展では、コローの他にも、クールベ、モネなど、19世紀フランス絵画を代表する画家の作品が出展されていますが、島根県立美術館のコレクション展でも、コロー、クールベ、モネの作品が展示され、作品を見ることができます。
コレクション展では、フランスの写真作品も見ることができ、同時代のフランスの空気を感じることもできます。

島根県立美術館は建物も空間が印象的な美術館ですし、風景画にはじまり、19世紀フランス絵画や写真による時間の流れを感じながら、空と宍道湖を眺め、広々とした気持ちになりました。

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島根県立美術館では11月3日(火・祝)までの開催です。(TH)



関連リンク:
島根県立美術館