「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」展が名古屋で開幕いたしました

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ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」展が、名古屋市美術館で4月10日に開幕いたしました。








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名古屋市美術館は緑豊かな公園内に位置し、早くも新緑がまぶしく感じました。ポスターに使われておりますコローの作品は、木に囲まれた公園にぴったりですね。
気のせいか、名古屋は、ビルや道路とともに、木も大きく感じます。

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名古屋市は、2017年10月にランス市と姉妹都市となり、つながりが深い都市ということもございまして、名古屋市美術館での開催から、本展に作品が1点追加となりました。
シスレーの作品です。

世界状況はなかなか落ち着きませんが、ランス美術館のご協力により、新たな1点もフランスから日本に無事に到着し展示できることとなりました。

本展の油彩作品は、表面にアクリルやガラスが入らないため、作品そのものをじっくりご覧いただくことができますのが魅力のひとつですが、今回から追加となりましたシスレー作品のみ、表面にガラスが入っております。

作品輸送時に、ガラスが割れて作品を傷つけないよう、ガラス面には専用のテープが貼られておりました。テープをはがすと、作品が姿をあらわします。

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表面にガラスは入っておりますが、照明の妙技により、映り込みはほとんど気になりませんでした。

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名古屋市美術館での展示では、1階から2階への順路となりますが、
作品の描かれ方や使われます絵の具の色彩の変化を実感できる展示となっておりました。

1階は、3章までの作品が展示され、作品の描かれ方や色彩により、展示室も静かで落ち着いた雰囲気に感じますが、2階に上がりますと、視界が開け、空気も明るくなります。

2階は、描かれた場所に開放感がある作品が多いこともあるかもしれません。
ブーダンから、ルノワール、モネ、シスレー、ピサロと、改めて色の美しさが印象に残りました。

展示作業を全て終え、開幕を待つばかりの展示室入口。

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名古屋市美術館では6月6日までの開催です。(TH)


関連リンク:
名古屋市美術館