「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」展が宮城で開幕いたしました

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ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」展が、宮城県美術館で9月18日に開幕いたしました。








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(展示作業時の写真です)

仙台といえば、杜の都と呼ばれますが、本当に緑が多く、滞在中はとてもリラックスした気持ちになりました。美術館の周辺も緑が多く、仙台駅から美術館への道のりも街路樹が大きく印象的で、とてもきれいでした。

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今回の風景画の展覧会もぴったりな雰囲気だなと思いました。本展では、16点出展されていますコローをはじめ、美術館のチケットや外看板に使用されておりますルソーなど、多くの木々が描かれています。お昼休みに展示室から外へ出ても、まるでしばらくは絵の中が続いているかのようで、歩きながらゆっくりと日常に戻ることができるように感じました。

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美術館の敷地内には不思議な木もありました。

また、宮城県美術館では、今までの巡回会場と異なり、版画の第3章を、展覧会の最後に展示されています。展示室の関係からとのことでしたが、この展示方法がとても新鮮でした。ランス美術館からの油彩作品を、51点通して見ることができますので、風景画の変遷をより体感できるように感じ、このような展示方法もあるのだなと思いました。

美術館1階では、同時開催で「皇室の美」展と、コレクション展が開催されています。同時代の日本の風景画も展示されており、2階のランス美術館の作品との比較が興味深い展示となっています。他にも、自然や花々が印象的なすばらしい作品が展示されており、よい機会となりました。

仙台では街路樹の葉が少し落ち始めてもいて、東京よりも早い季節の移り変わりを感じましたが、一方で美術館では金木犀も見つけました。良い香りでした。

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仙台では街路樹の葉が少し落ち始めてもいて、東京よりも早い季節の移り変わりを感じましたが、一方で美術館では金木犀も見つけました。良い香りでした。

宮城県美術館の落ち着いた雰囲気の中で、芸術の秋はいかがでしょうか。
宮城県美術館では11月7日までの開催です。(TH)


関連リンク:
宮城県美術館